- 見栄えだけじゃなく機能的な外構が欲しい
- 庭やカーポートなどを使いやすく設計したい
- メンテナンスや手入れに手間をかけたくない
外構工事で地面施工する4つの目的
今回は外構で地面を加工する目的について解説します。
ただ何となく地面を加工しようとすると、無駄にお金がかかったり、あっても使えない庭になってしまうかもしれません。
適切な目的をもって外構工事を行うことで、見た目だけでなく住みやすく使いやすい外構となるはずです。
①遊び場
②駐車場
③庭園
④雑草対策
※場合によっては家庭菜園や太陽光発電などもあるかもしれませんが、今回は割愛します。
〇地面施工で使える素材の種類と特徴についてはこちら

遊び場を目的とした地面施工とは?

我が家では以下のような思考回路で遊び場となる部分を設計しました。
場所で言うと、リビング南に面した南面とダイニングに面した北面です。
『子供たちと遊べる空間が欲しい』
と考えた時に何をしたいか?
キャッチボールとか自転車は難しいけど…
・トランポリン
・鉄棒の練習
・縄跳びの練習
・夏のプール遊び
これくらいはさせてあげたい!
ということで考えました。
子どもたちが安全に遊ぶために必要な条件は?
・平坦であること
・遊びやすい環境
遊び場として適した素材は?
しっかりした足場で不安定性がない
・日向なら日差しで熱を持ちにくい天然芝
・日陰なら人工芝やコンクリート
上記の結果、
北面にはタイルデッキ
南面には芝生とタイルデッキ
これらを準備することとなりました。
実際の遊びや使用感は別記事でも書いていますが、快適な外構設計となりました。
〇遊び場としての地面一例


〇どんな遊びをするか?で可能性は無限大
コストコの巨大プールを設置した家盛り会のあさみさん
暮らし考案|元住宅買取業者で整理収納アドバイザー
駐車場スペースとして考える

目的は?
自転車や自動車を置くこと
できればメンテナンスフリーが望ましい
掃除不要もしくは簡単に掃除できることが重要!
必要なもの:
・自動車重量に耐える素材
・雨風で汚れにくい
適正素材:
〇コンクリ☞傾斜など水勾配考える
△アスファルト☞安価だが劣化あり
△砂利☞石が…飛ぶ・割れる・めり込む
×土☞ぬかるみと汚れで色々大変
×芝生⇒枯れるので論外
×人工芝☞劣化すすみコスパ悪い
我が家の場合は:
駐車場スペースはやはりコンクリ一択か
ひび割れを起こしにくいように伸縮目地を採用
目地には白い玉砂利+防草シート
庭園として使いたいなら…

目的は?
簡単な家庭菜園が欲しい
花のある暮らしがしたい
シンボルツリーより変化が欲しい
必要なもの
・土を盛るスペース
・土が流れないようにする“土留”
適正素材
〇天然芝☞雰囲気良し、コスパ良し
〇砂利☞雰囲気は良いがコスト高い
〇土☞枕木・敷石と併用なら良し
△人口芝☞目地に土がたまると掃除できない
△コンクリ☞汚れ目立つが掃除はしやすい
△アスファルト☞汚れ目立つ
土留はレンガ・ブロック・コンクリートなど
雑草の侵入防止にグラウンドカバー
我が家の場合:
庭園ほど庭木は植えていません。
なのでシンボルツリーや部分的な植栽に採用しています。
雑草対策が目的なら…

目的は?
・雑草で見栄えを崩したくない
・雑草を抜くのが面倒
必要なもの
・初年度だけでなくずっと雑草が生えてこない地面
適正素材
〇人口芝☞排水・乾燥できればコケも生えない
〇コンクリ☞伸縮目地にもしかしたら生えるかも
〇アスファルト☞10数年後に劣化すれば生えてくるかも
△砂利☞防草シート併用でも生えてくる、抜くのは楽
△天然芝☞芝生の手入れができれば楽
×土☞枕木・敷石と併用なら良し
我が家の場合(2年経過):
・芝生にはたまに雑草生えるけど芝刈りすれば気にならない
・砂利は防草シートしていても月に数本生えてくる
・コンクリ上には一切生えない(当たり前)
〇やって良かった外構計画(砂利について)
『外構工事で地面施工をおこなう4つの目的』まとめ
建物も外構も正解は人それぞれ!
なぜなら目指すゴールが違うから
目的に合った素材を知っておくことが
使いやすい庭づくりの第1歩だね
記事のまとめ
- 地面工事の目的は4つ
- 遊び場・駐車スペース・庭園・雑草対策
- 目的に合った施工を考える
- 目的達成は住みやすさの実現に必須
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